海運/ドライバルク/不定期船における業界展望

ドライバルク/不定期船における業界展望(大手邦船社の中期経営計画等から分析)

 

バルカー船舶絶対数は増加傾向

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(2017年11月比で2020年7月時点での船腹量はケープ、パナマックスで約10%の増加、ハンディマックス、ハンディで約5%前後増加)TDSデータ参照

=>今後既存船舶のスクラップが進まない限りは、需給が引き締まった、高いマーケットレベルの状態は長い間続かない構造になっている

 

1.大手邦船社 中期経営計画抜粋

(1)MOL=>”従来の海運業のみでは適正かつ安定的なリターンを得ることは困難”、“海洋事業*への経営資源の重点投入”、不定期船は、事業特性が“低”く、収益安定性が“低”い、優先度の低い事業との位置づけ。

 *FPSO、FSRU、発電船事業等

 

(2)NYK=>事業ポートフォリオの入れ替え、資産効率化、”コンテナ船・ドライバルク船のライトアセット化”

 

(3)K-LINE=>ドライバルクの扱いは、“市況影響型船隊の縮減”

 

邦船の船隊は縮小傾向だが、マーケットには船が増えている状況も鑑みると、今後、邦船が傭船者として海外オペレーター/船主との商売のチャンスが増えていくのではないか。

中長期傭船市場としてみると、邦船社が使っていた四国・今治船主の船の契約が切れるタイミングで海外オペレーターがこれらの船を傭船することが今後益々増えていくと思料。