Book review / 海外ドラマはたった350の単語でできている/COZY

海外ドラマはたった350の単語でできている/COZY
 
「英語が話せるようになりたい」
誰もが一度は考えたことがあると思います。
そんな願望に対し、端的に言うと、「中学レベルの」英語力で十分対応が可能であることを検証し、実証した著書になります。
 
海外ドラマのセリフを分析し、(日常会話レベルの)英語を喋る、聞くのに最低限必要な単語とよく使うフレーズを取り上げてくれています。
ニュースから英語を勉強しようとする人もいますが、喋れるようになるために効率がよいとは言えないかもしれません。
理由としては、日常会話では、基本的に一人称「I」とあなた「YOU」、またそれぞれの「感情表現」が中心です。
一方、ニュースは第3者が登場することが多いです。リスニングの練習にはなるかもしれませんが、「話す」ことにフォーカスするなら、日本語で内容が十分にわかっている映画やアニメを、英語字幕付きで見る方法が良いと提案しています。
 
話すという行為は、語彙やフレーズといったボールをカゴから出す行為にも似ています。しかし、そもそも「カゴにボールがない」、つまり中身がないと取り出せません。「こういう場面でこういうフレーズを使っていた」というのを身につくまで反復練習していくしかないのです。
国語の授業などで何度も同じ文章を読まされた経験ありますよね?そういった記憶が今のあなたの日本語での文章力の基礎になっているのです。同じことが英語でも言えます。
私も、キング牧師チャップリンの映画のセリフを暗記してみたことがあります。自然とTOEICのスコアもあがりました(700点位=>900点近く)。
 
何事もマスターするのは1万時間を要する、という話もあります。
あとは、英語学習に対するモチベーションをどう保つか。
持続・継続することは人間が最も苦手とすることの1つです。
英語を習得してどうなりたいか、常に思い描きながら勉強したいですね。自省も兼ねて。。。